デリケートゾーントラブル/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2019-05-31
デリケートゾーントラブルについて
デリケートゾーンのできものなどについて?
デリケートゾーン(外陰部や乳房・乳頭・胸、おしりなど)に気になるできものが出来たとき、何だろうと不安になるものです。しかし、1人で悩んでいてもその問題は解決はしません。
女性・男性共に治療が可能ですのでお気軽にご相談ください。
問題は、どこに受診をしたらよいのか迷ってしまうことです。
当クリニックには、お近くの皮膚科や産婦人科を受診するもの「様子を見ましょう」と言われたり決定打が無く、最終的にこちらに来ましたと言われる多くの患者様が来院されます。
できのももの種類によっては、それ自身が大きくなったり、周囲に広がってしまったり、バイ菌が入って腫れ上がり痛みがでたりするものもあります。そのように症状になる前に、できるだけ早いうちに取り除いておいた方が良いと思います。
デリケートゾーントラブルのできもの種類について
毛のう炎
毛穴に菌が感染しておこる炎症。下着のラインに沿ってできる場合が多く何度も繰り返しできることもあります。中には膿がつまっていたり、一度に数カ所にできる場合もあります。できものの部分を清潔に保ち、ゆったりとした下着を身につけるようにします。抗生物質軟膏や内服薬で治療し、膿がたまっている場合は切開して膿を出します。
粉瘤
皮膚の毛穴が何らかの原因でつまり、皮膚のあかや皮脂がたまりがコブのようになった柔らかい良性のできもの。痛みもないので皮膚科などで「そのままにしておいても支障はありません」と説明を受けることもありますが、放っておくと大きくなったり、バイ菌が入ると痛み や腫れがでて座ったり歩くときにも痛みがあり仕事に支障をきたしているというお話はよく聞きます。粉瘤の治療は、感染を起こす前の小さいうちに取り除く方 が良いでしょう。
軟性線維腫
軟性線維腫というのは、ポリープ状に皮膚が隆起している良性の皮膚腫瘍です。首、ワキ、陰部、大腿の内側など比較的やわらかい部分にできることが多いものです。初めは小さな皮膚の突起ですが、徐々に大きくなってポリープ状で茎のある、やわらかい皮膚の腫瘤(しゅりゅう)になってきます。スキンタグといって、頚部(けいぶ)やワキに小さいイボのようなものが多数できることもあります。
その他のできものには
上皮性のポリープ、脂肪腫、外陰上皮内腫瘍、汗管腫、伝染性軟属腫、子宮内膜症、フォックス・フォアダイス病といったものもあります。
デリケートゾーントラブルの性行為感染症などについて
尖圭(せんけい)コンジローム
「ヒトパピローマウイルス」というイボをつくるウィルスが原因の性感染症。大陰唇や小陰唇、腟口、尿道口などにイボのようなものができます。イボが小さいうちは痛みやかゆみはほとんどありません。徐々に数が増えたり、イボがカリフラワー状になることもあります。ベセルナクリームという外用薬の処方や小さく数が少ない場合には取り除くことをお勧めしますが、取ったあとも再発をしたり別の場所にできたりすることもあります。
性器ヘルペス
ヘルペスウィルスの感染によって起こる性感染症。通常のセックスだけでなく、オーラルセックス、皮膚や粘膜の接触によって感染する例も出ています。外陰部に小さな水疱ができ、痛みや発熱を伴うこともあります。希に、足のつけ根のリンパ節がはれる症状も認められます。抗ヘルペスウィルス剤の内服薬や外用薬を使って治療を行います。
淋菌感染症
淋菌(りんきん)が感染しておこる病気で、ほとんどが性交によって感染します。男性は淋菌性尿道炎を、女性は淋菌性腟炎や淋菌性頸管炎をおこすことが多いのですが、オーラルセックスで口の中に感染し、淋菌性口内炎になることもあります。検査は男性は尿から、女性は腟や子宮頸管から膿(うみ)を採取し、淋菌の有無を調べます。検査結果と診察の結果を総合して、適切な抗背物質の内服などの治療方針が決めます。2〜3週間後に治癒判定を行います
クラミジア感染症
細菌ではなく細胞内に寄生し、感染してから1〜3週間で発症するが男女ともに自覚症状が乏しいのも特徴です。検査は男性は尿から、女性は腟や子宮頸管から膿(うみ)を採取し、クラミジアの有無を調べます。検査結果と診察の結果を総合して、適切な抗背物質の内服などの治療方針が決めます。最もよく使用されるものはアジスロマイシンです。2〜3週間後に治癒判定を行います
初診で症状や現状の状態を診察させて頂いた上で、それぞれの症状に合わせた治療法を行います。
※この治療は健康保険の対象となります。