ドッグイヤーは初回手術で適切に処理しないと、後で治すというのは難しい。/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
愛知県名古屋市中区栄のベテラン形成外科専門医:西山 智広
形成外科専門的細かいテクニック
ドッグイヤーは初回手術で適切に処理しておかないと、目立つから後で治すというのは難しい。
形成外科・皮膚外科手術の際に、例えばだ皮膚を紡錘形に切り取りそのまま皮膚を縫い縮めようとすると、その両端の皮膚が持ち上がって余りがでます。この外観が犬の耳に似ていることから、ドッグ・イヤー(Dog-ear)と呼ばれます。手術技術が未熟だったりするとこの処理が不十分となり、両端の盛り上がりが残りとても目立つことがあります。
このドッグ・イヤー(Dog-ear)の処理は、
1:皮下剥離を十分に行う
2:ドッグ部分の皮下をバイポーラで焼灼する
3:ドッグの皮膚の余りを除去する
で行います。
皮膚の余りの除去は、ドッグ・イヤー(Dog-ear)の中心部にフックをかけてまず片方の基部に切開を入れ、余った皮膚を引き延ばしながら対側の皮膚に切開をいれて除去します。ドッグ・イヤー(Dog-ear)の修正後は、切開線はしわに沿って長軸方向に延長されキレイになっていることを確認します。
形成外科では、皮膚の腫瘍や瘢痕を切除する際においても、ドッグ・イヤー(Dog-ear)を生じさせないデザインや処理の方法を熟知して治療を行います。
ドッグイヤー修正 77,000円~
初診料 3,850円、再診料 1,650円、血液検査11,000円、(全て税別表示)が別途必要となります。
※症例によっては、修正が難しいケースもあります。
※この治療には公的保険の適応となりません。