顔の粉瘤(アテローム)の摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

顔の粉瘤(アテローム)の摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2017-08-09

愛知県名古屋市中区栄のベテラン形成外科専門医:西山 智広

顔の粉瘤(アテローム)除去について

粉瘤は、全身のどこにでもできる良性のできものです。 大きさは、腕豆大~鶏卵大で半球上に隆起し、弾性硬の皮内腫瘤で大きいときは波動を呈することもあります。毛穴が何らかの原因でつまり、皮脂や垢などが皮膚の袋の中に貯まっていきます。

粉瘤の出来やすい部分は

粉瘤は、全身どこにでもできる可能性があります。男性の場合に比較的多い部位は耳たぶ、顎周囲、背中など。女性の場合には、耳やデリケートゾーンなどですが、特にこの部分はどこに受診をすればよい か解らないと探されて来院されるケースが多いのです。

粉瘤を手術で取り除く方法について

手術は、局所麻酔の日帰り手術で取り除くことができます。形成外科では、顔の手術を多く手掛けているため、できる限りキズアトが目立たなくなるように慎重に治療を行います。

切開切除法の説明を行います。

切開切除法の手術方法を決定します。美容的な観点からすれば、すべての場所でくりぬき法の選択というよりは、切開して確実に取り除ききっちりと縫合するほうが創がキレイになるケースも多々あります。形成外科で手術を受けるメリットは、どのような方法を用いても細部にいたるまで美容的見地から配慮をするということです!

1.皮膚切開のデザインと局所麻酔

形成外科では、皮膚切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように慎重にデザインをします。キズアトに対する配慮は、シワの方向に沿わせたりZ形成術を使ったり、特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める経験とワザが必要になります。少し心配なのは、局所麻酔が痛いかどうか。30Gという最も細い針で麻酔量も最小限で行うので痛みの最小限に抑える配慮も行います。

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2.粉瘤(皮様嚢腫)摘出

カプセルに包まれたできものなので、カプセルを破らないように袋ごと慎重に取り除きます。

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3.皮下縫合

粉瘤を取り除いたら、次はクリア吸収糸による皮下縫合を行います。これは、傷跡があとで広がるのを防止することと、皮膚縫合糸を早く抜糸できるというメリットがあります。基本的には、皮下縫合糸は時間が経つと溶けてしまいます。

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4.ドッグイヤー(Dog-ear)の処理

皮膚腫瘍を取り除く際、皮膚を紡錘形に切り取りそのまま皮膚を縫い縮めようとすると、その両端の皮膚が持ち上がって余ります。この外観が犬の耳に似ていることから、ドッグ・イヤーと呼ばれます。手術時にこの処理が不十分であると、両端の盛り上がりが残ったままになります。この修正を行うことにより、切開線はしわに沿って長軸方向に延長されキレイになります。

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5.皮膚縫合とドレーン留置

皮膚表面は、黒いナイロン糸で皮膚を絞めすぎないようい軽く縫合し、更に縫合部の下に血液などが貯留しないようにシリコン製排液ドレーンを挿入します。

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6.縫合部の保護と処置

最後に、縫合部にハイドロコロイドゲルテープを貼り、潤い療法で傷の治りを良好にする処置を行います。排液ドレーンは翌日に、皮膚表面の縫合糸は5日後に抜糸します。

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7.手術痕のフォローアップ

手術痕は、体質や個人差もございますが、肌色のスキントーンテープを使った皮膚固定や内服薬による傷跡の赤みや硬さの軽減など約半年間の治療をおこなうことで最小限にすることができます。


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未成年者とは、民法改正に伴い、2022年4月1日以降は、施術同意書にサインをする日(施術日、カウンセリング日)の時点で、18歳未満の方となります。

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