名古屋栄で母斑細胞性母斑(黒あざ)を局所麻酔の日帰り手術により摘出手術を行う。
2015-03-05
母斑細胞性母斑は黒いいろのあざです。
母斑細胞性母斑(黒あざ)の形成外科手術は、1回で取りきるか、分割で取るかはその大きさと場所によって決定します。
大きさは、ほくろと呼ばれる小さなものから、比較的大きなものまで様々なタイプがあります。母斑には、時に太い毛が生えていたり表面がイボ状になっており周囲よりやや盛り上がっていることもあります。
大きな母斑では、皮膚の悪性度のできものが発生することがあるので専門医のチェックが必要です。小さなほくろは、局所麻酔をして炭酸ガスレーザーで簡単に削り取る治療を行います。
比較的大きな母斑あるいは足底、手掌など悪性化の可能性のあるものの場合は、原則的に手術により切除.縫合術を行います。手術は、皮膚のシワのライ ンに合わせ母斑を紡錘形に切除し、皮膚を丁寧に縫い合わせる方法をおこないます。取り除いた母斑は、病理検査を行い取り切れているか悪い細胞はないかを調 べます。
手術の場合には、傷痕は一時的に線状に赤くなりますが、6ヶ月~1年ぐらいのフォローアップ治療をおこなうと徐々に目立たなくなります。できるだけきれいな傷跡のためには、治療後のテーピングや遮光といったアフターケアが大変重要になります。
小さい母斑の場合には、
一回の手術で取り除くことが出来ます。
大きい母斑の場合は
一回で皮膚を縫い寄せるのが難しいため、分割切除という2、3回に分けて少しずつ切除する方法を選択します。この場合には、1回ごとの治療に6ヶ月から1年ぐらいの間隔をあけます。
第一回目の手術
第2回目の手術(約1回目の治療から1年後)
黒アザの形状に即したデザインを行い最もキレイなキズアトになるように切除を行います。
形成外科的治療は、美容的な配慮とともに、瘢痕をできるだけ最小限にする努力ができるように治療計画を立てます。