名古屋栄の形成外科で脂肪腫(リポーマ)を局所麻酔の日帰り手術により摘出する。

名古屋栄の形成外科で脂肪腫(リポーマ)を局所麻酔の日帰り手術により摘出する。

2015-03-05

脂肪腫は、比較的よく見られる良性のできものですが、早めに手術で取り除いておきましょう。

脂肪腫は、良性の脂肪細胞のかたまり(腫瘍)で、繊維質の房状の袋に包まれています。脂肪腫は体のどこにでも出来ますが、最も多いのは体幹、首、額、太腿、上腕等です。また、複数の脂肪腫が同時に出来る事もあります。

原因について

脂肪腫が出来る原因については不明です。

症状、特徴は

臨床症状は無く、ゆっくりと時間をかけて成長する特徴があります。
残念ながら一度出来ると自然に消える事はまずありません。

脂肪腫の大きさは1~3cm大から、大きいものでは10㎝以上になるものもあります。肩に10cmの大きさの腫瘍があるとやはり肩が重いと感じられるようです。触った感触は、やわらかくゴム状のような感じです。

診断法は

殆ど診察だけで診断がつきますが、他の腫瘍の可能性や周囲組織との関連性などCTあるいはMRIなどの画像診断を追加することもあります。

lopoma mri.jpg

治療法は

唯一の治療法は形成外科的切除のみです。局所麻酔の手術で現在まで、3cm~18cmまでの大きさの脂肪種を摘出しました。

形成外科手術について

lipoma-n.jpg

脂肪腫は、長い時間をかけてゆっくりと大きくなる腫瘍です。このケースでは、上腕の外側に約4年間で10cmを越える大きさに成長しており、皮膚の上から触ると、弾力の有るできものが房状にあるのがはっきりと分かります。

MRIで、脂肪腫は皮膜(薄い膜)に包まれていて、その周囲や底の部分には、重要な組織を巻き込んだりしていないと画像上で確認できます。このような場合では、形成外科では経験上、局所麻酔の手術で比較的容易に摘出できるでしょう。

摘出手術には、まず30Gの最も細い針を使った部分麻酔を行います。麻酔は、脂肪腫ができている部分全体に行いますが、30Gでゆっくりと注射するので患者様が想像しているより痛みは少ないのです。

次に、皮膚をメスで切開して、脂肪腫の上縁が見えたら全体がよく見えるようにして、後は手刀(手の感覚で)で脂肪腫を剥がしていきます。この方法は、はさみでカットしていくよりも、周囲組織にダメージが少なく早く確実な方法です。ただ、手刀は経験とセンスが必要なので、信頼のおける形成外科医をお探しになられるのが良いと思います。

取り出す手術に要する時間は、だいたい20分ぐらいです。取り出した脂肪腫は、病理検査という細胞検査に出し1週間ぐらいでレポートが出てきます。創部の止血と生食液による十分な洗浄をおこない、皮膚の縫合に入ります。

皮膚の縫合は、形成外科的手技により丁寧に2層縫合を行います。真皮は、透明な糸で縫合をおこない創部が拡がる力を緩和します。これだけで、縫合創はピッタリとよっています。そして、皮膚表面を黒い糸で縫合するこれが2層縫合です。ちなみに、真皮縫合の糸は抜糸をしません。

創部は、脂肪腫が出来ていたスペースがありますので、この部分に血液などが溜まってしまうと、痛みや感染のリスクが起こるので、ドレーンとういうシリコンの細いチューブを1~2日いれて、排液を行います。

術後5日経過したら皮膚を縫っている糸を抜糸します。抜糸をしたらキズアトに肌色のテープを貼ります、またキズアトが早く良くなるように6ヶ月間内服治療を行います。

(形成外科 美容皮膚科 名古屋 栄 脂肪腫 良性腫瘍摘出術)

丁寧な診察とシミュレーション

​ 手術を行う前には、ご希望の状態に向けての丁寧なカウンセリングを行います。腫瘍の状況を判断して最適の手術法を検討します。当クリニックでは、約3cm~最大15cmまで脂肪腫摘出術の実績があります。

MRI画像診断

手術前にMRI画像診断(検査センター)にて大きさや深さ、性状を確認する場合もあります。

病理検査(びょうりけんさ、pathological examination)

手術で切除した腫瘍は、ほぼ全例に病理医に依頼して病理検査と呼ばれる顕微鏡等を用いた詳しい細胞の診断をしてもらいます。病理検査では、腫瘍細胞の性状や良性悪性の有無、浸潤している深さ、取り切れているかどうかなどの判断を行ってもらいます。術後10日前後で、病理検査の結果をお話できると思います。

脂肪腫摘出術のダウンタイムやリスクなどについて

【施術時間】40分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ・傷跡】個人差はありますが、数日間程度は腫れが出ます。切開した傷跡は、手術後6ヶ月程で腫れも治まり目立たなくなります。個人差により肥厚性瘢痕やケロイドが起ることもあります。
【通院】翌日にドレーン抜去や5日目に抜糸があります。
【お薬】内服薬や外用薬を処方します。
【メイク】翌日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】創部を濡らさないようにシャワーは当日より可能。
【運動】抜糸が終了するまでお控えください。

脂肪腫摘出手術の料金について

皮膚・皮下良性腫瘍摘出手術では、腫瘍の大きさと部位によって以下の診療報酬点数が定められています(平成28年度診療報酬点数)

上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、画像診断料(検査センターに外部委託)、薬代、予約料(1000円税別)などが別に必要となります。

※この治療メニューは公的医療保険が適用されます。

術後の起りうる合併症について

1.術後の痛み:手術後、局所麻酔は約30分ぐらいで切れてきますので、その後から軽い痛みを伴うことがあります。もし、痛みが気になるようでしたら我慢することなく痛み止めをお飲みください。痛み止めは1錠服用しましたら、次の服用までに3時間以上は間隔をあけてください。

2.出血:手術創の大きさを考慮しながら、シリコン製のドレーンと呼ばれる管を留置しているためガーゼが少し滲む程度の出血は認められます。ドレーンは、創部の皮下に血液が溜まらないように排出させる目的で使用します。この管は、血液の排出状態により翌日ないし翌々日に抜去します。(ドレーンを使用しない場合もあります。)

3.血腫:術後から抜糸までの間に手術創の中に血液の固まり(血腫)ができることがあります。このような場合には、局所麻酔を行い、出血部位の止血と血腫の洗浄を行います。その後、再度創の縫合とドレーーンを留置しガーゼで圧迫を行います。この時点から順調に経過すれば抜糸まではさらに5日必要になります。

4.感染:創部にばい菌が入り感染を起こすと痛みと膿が出てきます。このような場合には、医療用の生理食塩水を使用して創部とばい菌に溜まっている部分を毎日洗浄して清潔を保ちます。感染の消退には、一週間程度必要な場合もあります。

5.漿液腫:手術後2週間ぐらいまでの間に、手術創の中に自分の体液(黄色い液)が溜まることがあります。このような場合には、再度シリコンドレーンを貯留している部分に挿入し排液が止まるまでガーゼによる圧迫を行います。

6.皮膚壊死:血腫・感染・漿液腫などの結果としての皮膚壊死を認めることがあります。皮膚壊死の状況に応じて必要な処置を追加していきます。

7.ケロイド・肥厚性瘢痕:体質による個人差や手術部位によって、手術後2~6ケ月の間は手術創の赤みや硬結・色素沈着などを生じます。これらの症状は、リザベンや漢方薬の内服により、徐々に改善しますが手術による線状瘢痕は残ります。ケロイドについては、さらにケナコルト局所注射や外用薬などを追加した治療が必要となります。形成外科では、この線状瘢痕をシワのラインに残すことでよりできる限り目立ちにくくすることを考慮して治療をしています。

8.縫合糸膿瘍:縫合糸の抜糸と抗生物質の内服と外用で治療を行います。

このような合併症を予防するためには、創部の安静が重要なため事前に説明を行った生活上の制約はお守りくださるようお願いいたします。


未成年者の方は同意書が必要になります

未成年者の治療については、下記の同意書持参又は保護者のご同伴でお願いします。

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